PIXTA納品用に動画を変換する際、覚えておくと便利なffmpegコマンド

PIXTAは4K画像に対応していないため、SONY FDR-AX100で撮影した4K映像をFullHDに縮小する必要があります。
また水や花火などの映像を除き、無音が推奨されています。

撮って出しが多いため、ffmpegで納品に適した画像フォーマットへ変換します。

 

mp4形式の動画を無音mov形式に変換する

 

例)C0004.MP4を 無音、解像度1920×1080に縮小してC0004.MOVに変換する。

ffmpeg -sseof -12 -i C0004.MP4 -t 30 -crf 13 -vf scale=1920:-1 -an -y C0004.MOV

 

引数解説

-sseof -31 撮りたいシーンが撮れてからビデオカメラの
録画終了ボタンを押す事が多い。
そのため、動画ファイルの末尾から-31秒
まで戻ったところから切り出しを開始する。
-i C0004.MP4 入力ファイル名指定。この場合は
C0004.MP4を指定している。
-t 30 切り出す秒数。
-crf 13 エンコード品質。値が小さいほど高画質。
納品用なら10~20。
-vf scale=1920:-1 4K→FullHDに変換する。横を最大
1920ドットに縦横比を維持して縮小する
-an 無音とする
-y 同名のファイルが存在する時、オーバライト
するか問い合わせをスキップして、常に
上書きを行う。
C0004.mov 出力ファイル名を指定する。
拡張子によって出力される動画
フォーマットが自動的に変わる。

 

もしかしたら使うかもしれないオプションコマンド

-ss 2 切り出し開始秒。ビデオカメラの録画開始
ボタンを押した瞬間、振動でぶれていることが
多いので振動が収まるまでの最初の
2秒間をスキップする。
–sseofオプションの代わりに使用する。

 

バッチ処理

フォルダ内の全てのmp4ファイルをmov形式に変換する。

for %1 in (*.mp4)  do ffmpeg -sseof -31 -i %1 -t 30 -crf 13 -vf scale=1920:-1 -an -y %~n1.mov

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